G-SHOCKで世界的な知名度を獲得しているカシオは、革新技術と洗練されたデザインを備えたアナログ時計「オシアナス」を、高級ビジネス時計として展開している。主なモデルの紹介を交えながら、オシアナスの特徴や魅力に迫る。
オシアナスの基礎知識
カシオが展開するオシアナスとは、どのようなコンセプトで誕生した時計なのだろうか。色やデザインへのこだわりを知れば、シリーズに共通する特徴が理解できるだろう。
ギリシャ神話の「海の神」に由来
《 オシアナスのキーカラーとなっているのが、深みと透明感を併せ持った「オシアナスブルー」。ベゼルやダイアルの見返し、インダイアルなどに用いられ、上品なデザインのアクセントになっている。 》
「オシアナス(OCEANUS)」という名称は、ギリシャ神話に登場する海の神「オケアノス」に由来する。オケアノスは「Ocean(海洋)」という英語の語源でもある。
青に強いこだわりを持つオシアナスの時計は、単純に青を取り込めばよいとは考えられていない。
オシアナスで表現される青は、海中で見られるような、光の反射によって幾重に重なりつつも透き通った青をイメージし、他では見られないような深みがある。
海に対するリスペクトは、波をモチーフにデザインされたブランドロゴのマークにも込められている。曲線は優雅さを、シャープなラインは先進性を表現している。
スポーティーエレガンスを追求
《 2004年11月にデビューしたオシアナスのファーストモデル「OCW-500」。世界初のフルメタルクロノグラフ電波ソーラーウォッチとして誕生し、以後「すべての技術の進化はエレガンス追求のために」というコンセプトを掲げながら、今日まで多彩なモデルを展開し続けている。 》
「フォーマル、カジュアルの両シーンで似合う時計を作りたい」というコンセプトのもとで、カシオがオシアナスの開発に着手したのは2002年。その2年後にオシアナスの初代モデルとなる「OCW-500」が発売された。
世界初のフルメタルクロノグラフ電波ソーラーウォッチとして誕生したオシアナスは、デザイン面において、ビジネスマンにふさわしいエレガンスさと、休日のファッションに映えるスポーティーさを併せ持つ「スポーティーエレガンス」を追求。
その後07年に登場し、オシアナスのフラッグシップモデルへと成長した「マンタ」は、当時世界最薄のケース厚を実現し、独自のエレガンスを具現した。
しかし、オシアナスが目指すスポーティーエレガンスに向けて、カシオはその後も革新的なモデルを数多く誕生させている。
オシアナスシリーズの魅力
洗練されたデザインや高品質な素材、最先端テクノロジーや実用性へのこだわりは、シリーズに一貫したコンセプトだ。それぞれの魅力を見てみよう。
質の高いデザインと素材へのこだわり
《 オシアナスのケースとブレスレットにはチタンを採用。スリムなケースに加え、軽量なチタン素材の採用により、着用感は実に軽快だ。 》
オシアナスの大きな魅力のひとつとして、唯一無二とも言える深く澄んだ青の意匠が挙げられるだろう。
色調の異なる複数の青の配色によって生み出される独創的な青は、オシアナス時計のデザインを質の高いものに押し上げている大きな要素のひとつだ。
堅牢性を備えつつも肌にやさしい着け心地を実現する、良質な素材へのこだわりも魅力である。ケースやブレスレットに使われているチタン素材は軽量で、長時間の着用にも向く。
透明度99%の視界を備えた、無反射コーティング仕上げのサファイアガラスや、優れた研磨技術であるザラツ研磨を採用し、美しさへのこだわりも抜かりない。
先進テクノロジーと実用性を兼ね備える
《 現在のオシアナスは、Bluetooth経由でスマートフォンと連携できる機能を搭載。海外に行った際も、スマートフォンの時刻に同期できることに加え、時計の各種機能も確認できるようになっている。 》
革新的な技術を駆使した使い勝手の良さもオシアナスの特徴だ。
Bluetooth経由でスマホに自動接続することで時刻を修正できる機能や、GPS衛星から電波を受信して時刻を合わせる機能などの先進テクノロジーを組み込んでいる。
「絶対精度」を掲げているオシアナスにとって、いつどこにいても正確な時刻表示が行える機能は、必要不可欠なものだ。
また、カシオ独自の「スマートアクセス」は、簡単なリュウズ操作で快適に各種機能を使いこなせる、実用性に優れたシステムとして、好評を得ている。
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