1987年の誕生以来、プロフェッショナルに支持されてきたフォルティス「フリーガー」の4モデルが2020年に一新された。新たに取り入れられた「シンクロライン」と「ブリックストラック」というふたつのデザイン要素は、さらなる視認性や実用性の向上に寄与している。

旅人のためのトリプルGMT
フォルティスは創業以来、プロフェッショナルから信頼される時計を生産し続けてきた。「デザインのないところに機能は存在せず、その逆も然り」という同社のモットーが示す通り、新生フリーガーは新しいムーブメントやデザイン要素を採用し、パイロットウォッチとしての機能性、実用性を向上させている。

「フリーガー F- 43 トリプルGMT」は世界中を飛び回る旅人のために開発されたGMTウォッチだ。航空宇宙分野でも用いられる、堅牢で軽量なチタンをケースとブレスレットに採用し、着用時の腕への負担を軽減している。
マットなブラックオバリンのダイアルには、新しいフリーガーシリーズに共通するふたつのデザイン要素が取り入れられた。ひとつめは「シンクロライン(SYNCHROLINE®︎)」。これは軌道調整ユニットと呼ばれ、ダイアル上の±5秒の位置に配されたオレンジ色のラインのことを指す。航空機のパイロットが隊列飛行をする際、チームメイトの動きに合わせて軌道を修正するためのものである。もうひとつは「ブリックストラック(Brixtrack®︎)」と名付けられた、ダイヤル外周の円形のトラックだ。ブロック状のスーパールミノバを配することで、暗所での視認性を向上させる役割を果たしている。


旅の相棒にふさわしいスペックを持つ、優れたパッケージングのGMTパイロットウォッチである。
暗所にも対応できるクロノグラフ
「フリーガー F- 43 バイコンパックス」は、名前が示す通りふたつのインダイアルが横一列に配されたクロノグラフ。3時位置と9時位置にはそれぞれ30分積算計とスモールセコンドを備えるが、視認性に影響を与えることなくシンプルにまとめ上げられた明瞭なデザインを持つ。無駄を省いた端正なケースとも相まって、実用性に富んだフォルムである。

ダイアルには上述したシンクロラインとブリックストラックが採用されている。フリーガーの基本的なデザインコードは共通だ。
また、ステンレススティール製ブレスレット仕様とレザーストラップ仕様の2種類がラインナップされており、自分好みのスタイルに合ったものを選択できる。ステンレススティール製のブレスレットには、微調整が可能なスライディングクラスプが採用されているため、多様な環境において大いに役立つだろう。

デザインコードを確立した2サイズの3針モデル
オーソドックスな3針に日付表示を備えた、ケース直径39mmの「フリーガー F-39 オートマティック」と、41mmの「フリーガー F-41 オートマティック」。

無駄のないフォルムのケース、ブラックダイアルと剣型の時分針、グリーンのスーパールミノバ、蛍光仕上げを施したオレンジ色の秒針。このデザインコードは1987年に誕生した初代フリーガーから継承されてきたものだ。30年以上にわたってフォルティスが確立してきた要素を進化させて誕生した2本である。
最低限の表示でシンプルだからこそ視認性は抜群。上述したシンクロラインとブリックストラックが採用されていることは言うまでもない。新生フリーガーに共通する優れた要素を備え、プロフェッショナル御用達の機能を存分に活用できるエントリー機だ。

Contact info: ホッタ Tel.03-6226-4715
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