全世界の時計好きと音フェチ感涙!! webChronosがお送りする「音で知る高級時計の世界」シリーズは“時計の音”にフォーカスした4K動画です。時計が発する音を愉しみつつ、美しいムーブメントの姿や針の動きなどを4Kの高画質で堪能してください。作業用BGMに、仕事終わりの晩酌のお供に。今回はヴティライネン「Vingt-8 217QRS カレンダーレトログラード」をご紹介します。動画視聴の際はヘッドホン推奨です。
ヴティライネン「Vingt-8 217QRS カレンダーレトログラード」
《 音で知る高級時計の世界/ヴティライネン「Vingt-8 217QRS カレンダーレトログラード」 撮影・編集:吉江正倫 撮影協力:スイスプライムブランズ Tel.03-5962-8948 》
最高峰の仕上げを堪能
フィンランドの独立時計師カリ・ヴティライネンによる時計ブランド、ヴティライネン。ヴティライネンの時計は独立時計師らしい凝った仕上げを持っており、愛好家から強い支持を得ていますが、同社はダイアルからケース、ヒゲゼンマイまでを自社で所有するメーカーによって製造するマニュファクチュールでもあります。
そんなヴティライネンより、今回は2020年新作である「Vingt-8 217QRS カレンダーレトログラード」が登場。手作業で施されたダイアルのギヨシェやムーブメントの面取りはもちろん、ダイレクトインパルス脱進機によるムーブメントの動き、さらには今作で初採用されたレトログラード式カレンダーのゆっくりとフライバックしていく様子までが堪能できます。
紹介モデル概要
《 ヴティライネン「Vingt-8 217QRS カレンダーレトログラード」 手巻き。39石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約65時間。18KRG(直径39.0mm、厚さ11.5mm)。3気圧防水。1480万円(税別)。 》
2020年に発表された新作。最大の特徴はダイアル内周に配された指針式のカレンダーで、31日を過ぎると1日に針がフライバックするレトログラード方式が採られている。通常、レトログラードといえば31日までチャージを続けたバネが、1日に日付を変更するタイミングで解放された時の動力で針をフライバックさせている。そのため、基本的に針は瞬時帰零するものが多いが、同作ではこのフライバック速度を調整しており、ゆっくりと戻っていく。
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