ベル&ロスが得意とするスカル・ファミリーの最新作となる最新作「BR 01 サイバースカル」は、これまでのスカルよりもぐっと未来派ともいうべき、突き抜けたデザインが特徴だ。2018 年に登場した「BR 01 ラッフィング スカル」と同様に、リュウズを巻き上げる際に顎が動き、不敵な笑みを浮かべる。
リューズを巻き上げると骸骨が笑う
昔々、海賊は帆船のマスト頂上に海賊旗 Jolly Roger を掲げ、交差した骨と骸骨がくっきりと描かれた旗で乗組員を奮い立たせた。1944年6月6日の夜明け、ノルマンディ上陸の際、アメリカ陸軍の82空挺師団と101空挺師団部隊のパラシュート隊員たちは、骸骨と Death from Above (上空からの死)と書かれたバッチをジャンプスーツにまとい、夜間に舞い降りた。スカルは死の意味もあり、人生の危うさと儚さを表すという哲学的な意味もある。Memento mori (死を忘るなかれ)は古典絵画に見られる陰湿な描写、または啓蒙思想からのヒューマニズムを連想させる。

スカル型に刳り貫いたスケルトン加工

BR 01から進化したファセット型ケース

Bell & Rossのスカルはジオメトリックで角のある形状へと変化した。結果として、このモデルのオーナーには、多くの人々の視線が集中するだろう。ケースは原点のBR 01から着想しつつも、輪郭はシャープなエッジをまとい、非常に現代的な様相を呈している。ファセット型のデザインやマットカラーなどはステルス戦闘機と類似点を見出すことができる。BR 01 CYBER SKULLの形状は多数の平面からできている。スカルやミリタリーであると同時に、現代性に富み、アヴァンギャルドまたはアート的ともいえる時計である。
Contact info: ベル&ロス ジャパン Tel.03-5977-7759
続きを読む...