シチズンは、1970年に、当時宇宙開発の素材として注⽬されていたチタニウムをケースに使⽤した世界初の腕時計を発売してから、今年で50周年を迎えた。それを記念して、「アテッサ」、「エクシード」、「クロスシー」の3ブランドから、宇宙をイメージしたデザインの「コズミックブルー コレクション」を2021年1⽉2⽇に数量限定で発売する。
シチズン「コズミックブルー コレクション」

《 「コズミックブルー コレクション」は、「デュラテクトDLC」をケースとブレスレットに使⽤し、⽂字板は宇宙空間をイメージしたブルーで統⼀している。モデルごとに、ケースとバンドの表⾯仕上げと⽂字板のデザインを変えることで、各ブランドらしさを表現。アニバーサリーモデルとして、裏ぶたにシリアルナンバーが刻印される。 》


チタニウムは、軽く、錆びにくい⾦属として、1960年代にアポロ計画の宇宙船に使⽤される素材として注⽬を集めた。また、⾦属アレルギーを起こしにくいという特性もあり、シチズンは新世代の腕時計を実現するのにふさわしい素材としていち早く着⽬し、1970年に世界初のチタニウムウオッチ「X-8(エックスエイト) コスモトロン・クロノメーター」を発売した。チタニウムは腕時計の素材として多くのメリットがある⼀⽅、粘性の⾼い⾦属のため加⼯が難しく、また表⾯が軟らかくステンレスと⽐べてキズつきやすいという硬度の問題があった。シチズンはこれらの課題を乗り越え、2000年には、ステンレスの5 倍以上の表⾯硬度を持ち、美しく平滑な鏡⾯仕上げを可能としたシチズン独⾃の表⾯硬化技術「デュラテクト」を施した「スーパーチタニウム™」を採⽤した腕時計を発売した。


そして、初めてのチタニウムウオッチ発売から50周年を迎える今年、「スーパーチタニウムTM」は腕時計の素材にとどまらず、宇宙開発の舞台へ挑戦し始めた。⺠間⽉⾯探査プログラム「HAKUTO-R」が2022年に予定している⽉⾯着陸のランダー(⽉着陸船)⼀部パーツに「デュラテクトDLC」を施した「スーパーチタニウムTM」が採⽤される予定である。
Contact info: シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
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