堅牢かつ高い信頼性のプラクティカルな機械式時計を展開するボール ウォッチは、これまで国内未入荷だった「ロードマスター」シリーズを12月から販売スタートした。その初めてのシリーズが、24時間針と両方向回転式24 時間表示ベゼルによって第3時間帯まで把握できるGMT 機能を備えた「ロードマスター マリン GMT」である。このクオリティで29万円(税別)は、ライバルの多いミドルレンジのスポーツウォッチ群の中で、注目される可能性大だ。
ついに発売されたミドルレンジキラー

まるで高級機のようなGMT機構
本機の最大の特徴が、操作性に優れるGMT機能だ。通常はリューズを使って24時間針を調整するところを、ケース左サイドに設置された2つのプッシュボタンで行なう。先端をスケルトン加工した24 時間針は、8時位置ボタンで1 時間戻り、10時位置ボタンで1 時間進む。この特殊な機構は、ボール ウォッチR&D部門「パトリック・ラボ」の責任者であるフィ・ヴァン・トランが開発を担当。SW220-1 キャリバーをベースに独自のモジュールを組み合わせることで実現した。以前所属していたグルーベル・フォルセイやペキニエに革新をもたらし、ボール ウォッチでは初の自社ムーブメントを手掛けた彼が、自信を持って送り出したメカニズムである。

3タイプのベゼルが選べるGMT





針・文字盤に27個の自発光マイクロ・ガスライトを搭載

両方向に回転するベゼルの24時間表示リングを併用すれば3 か国の時刻がわかる。スーパールミノバの70倍も発光するマイクロガスライトの発光色はグリーンとオレンジの2 色なので、暗闇でも容易に時刻を判別可能。
Contact info: ボール ウォッチ・ジャパン Tel.03-3221-7807
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